家紋について
五つ紋
男女とも染抜き紋を正礼装に用い、背中に1つ、両外袖に2つ、両胸(抱紋)に2つ計5ケ所で五つ紋。
三つ紋
背中に1つ、両外袖に2つ計3ケ所で三つ紋。
1つ紋
背中心に1つだけ入れる紋。
家紋について
家紋は定紋、紋所ともいい、平安時代末期頃、公家の間で牛車にそれぞれの目印をつけたのがはじまりと言われています。鎌倉時代以後は武家の軍旗や調度品につけ、敵、味方の判別としこれを家紋と称し、江戸時代になると町人も祝儀用の羽織やきものに付けるようになりました。家紋の大きさは、次第に小型化して、 現在は、男物は9分から1寸(3.5cm~3.8cm)、女物は5分(2cm)となっています。現在は留袖などに五つ紋を入れて慶事・礼装として用いられ 色無地や江戸小紋に一つ紋を入れ準礼装として用いられたりします。